「サン・プリンセス」が横浜港に初寄港('10/03/30) (後編)

後編です。山下公園での撮影です。

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氷川丸の定番ショット。
午後が順光なので、空を青く撮りたいときは午後をお勧めします。

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船齢15年のサン・プリンセスと、傘寿を迎える氷川丸。
若い王女様も素敵ですが、おばあちゃん(ひいおばあちゃんかも)の貫禄には勝てませんね。

さて、氷川丸に入ります。
日本郵船氷川丸として復活してからも、もう何度か来ています。
今日は撮影のために乗船します。

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4月25日は氷川丸生誕80周年記念イベントが開催されます。
ぜひ、この歴史的な遺産に触れてみてはいかがでしょう。
http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/event/hikawamaru/index_event.htm

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NYKとは、日本郵船会社(Nippon Yusen Kaisha)の頭文字です。
タイタニックもR.M.S.(Royal Mail Steamer)でしたから、郵便と船とは切っても切れない深い縁があるんですね。

煙突の赤い2本線「二引きの旗」は日本郵船の船舶のシンボルです。
http://www.nyk.com/recruit/career/history/chapter2.html
 
氷川丸の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nyk.com/rekishi/knowledge/history_luxury/01/index.htm

船内のエントランスロビーでは、80歳を迎える氷川丸の歴史を綴ったビデオが流れていました。
日本郵船にとっていかにこの船が大切な船であるか、どれほどの愛情をもってこの船を守っているか、
そんな思いがひしひしと伝わってくる素晴らしい内容でした。

客船建造における高い技術力はもちろんのこと、「客」船としてのゆるぎない名声を確立するための徹底的な
取り組みの数々、当時の日本郵船の熱い思いがこの船には込められているのです。

これだけでも入場料の元が取れた感じです。

なにより、この氷川丸という船が、もはや奇跡としか言いようのないほどの強運を持ち合わせた船ということ。
当時の船でこうして原形をとどめているのは、世界でも氷川丸1隻だけだそうです。

人の作ったものにも、もしかしたら神が宿るのかもしれません。
あるいは、氷川丸を愛する人たちの思いが、この船を守ってくれているのかもしれない。

そんな思いにひたったひとときでした。

船内の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/hikawa.htm

船内見学はさっさと済ませて、デッキへ。
氷川丸のデッキは、大さん橋に停泊している船を真横から撮るのに絶好の位置なのです。

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焦点距離80mm

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焦点距離180mm

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焦点距離35mm

こうしていろんなアングルで撮影していると、どのアングルで撮影すれば一番カッコよく見えるか、ということに
意識が向くようになります。

撮影中にはイチオシだったアングルが、家でじっくり見ていると実はイマイチだったり、
なんとなく撮った1枚が、よく見ているうちにバランスのいいアングルに見えてきたり、
だから、これでもかというくらい、いろんなアングルから撮影しておくのです。

この時点では、氷川丸からのアングルが一番いいと思っていました。

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日本郵船が引き取って大がかりな修繕と改装が行われた氷川丸、この修繕では、船体の再塗装はもちろん、
水面下の傷みまでも!徹底的に修繕されたそうです。
その様子は、先ほどのビデオで見ることができます。

修繕の費用は10億円にも上ったそうですが、その甲斐あって、氷川丸は往年の輝きを取り戻しています。
いくら巨大企業とは言え、これだけの巨費を投じる決断をしたことに、敬意を表したいと思います。

氷川丸を降りて、はじめの予定通り大さん橋へ向かいます。

時間を忘れて、まったりと撮影を楽しむ。
なんという贅沢なひとときでしょう。
新幹線のように、1秒間に5コマ撮影するのとはえらい違いです。

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新聞の記事などでは、もっと正面がちのアングルが多いですね。

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さすがにこのアングルはカッコ悪いですね。
後ろに見える水上バスの小さいこと!!

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氷川丸は、タイタニックなど、往年の豪華客船のイメージをそのまま引き継いだ容姿ですね。
同時期に建造された他の客船と比べても、「北太平洋の女王」の名の通り、その美しさは破格です。
「貴婦人」と呼ばれたC57と同様、やや細身のスタイルが美しさを醸しだしているのでしょう。

さあ、大さん橋に着きました。

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大さん橋の屋上デッキから船体だけを撮影すると、どうも船の大きさが再現できない。
というわけで、何か大きさの比較できるものを画面に入れて撮影します。

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やっぱり大きい!

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ファンネルマークの青い模様、だまし絵的です。
大海原の波にも見えますが、よく見ると、女性の横顔と長い髪ですね。
"SUN PRINCESS"プレート下のゴンドラは、ビル清掃用と同じようなものですね。
レールが船体側面についています。

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船尾です。
まあ、お世辞にもカッコいいとは言えませんね。
最近の大型クルーズ客船は、どれもこんな感じです。

大さん橋14:50発という遊覧船があったので乗ろうか迷ったのですが、逆光になるのと、この船型では下から
眺めてもカッコいい写真は撮れそうにないと判断して、やめました。

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右に小さく見えているのが、その遊覧船。
http://www.keihinferry.co.jp/harborcruise.php
の真ん中の船。
小田急のロマンスカーっぽいデザインですね。

これで、今日の撮影が終わりました。
素晴らしい天気に恵まれ、手応えもばっちり、もう、思い残すことはありません。

大さん橋最寄りの日本大通り駅へ向かい、駅のホームでのんびりと画像の確認をはじめました。
液晶画面は、明るいところでの見えは不十分で、建物の中や地下駅などの暗い所でないときちんと見えません。

で、気分よく画像を見ていると、とんでもない事態が!!
今日1日のこの上なく満ち足りた気分が、一瞬にして崩壊してしまったのです。

なんと、何枚ものお気に入りの画像に、デカいホコリが写り込んでいるではありませんか!!

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いずれも氷川丸から撮影したもの。
船体に「へ」の字形のホコリが!

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こちらは、画面中央、空にみごとにホコリが!!

空のホコリならフォトショップで適当に修正できるけれども、船体にもろにかぶったものは修正は無理です。

参ったなあ・・・。

船体にかぶっているのは、いずれも氷川丸から撮影したものばかり。
氷川丸から撮ったものが一番お気に入りだったので、ひどく落胆してしまいました。

どうしようか・・・。

時間はまだ15:30くらい。
いまならまだ氷川丸に入れる。

やっぱり、このまま引き揚げるわけにはいかない!!

というわけで、なんと、再度氷川丸に向かうことに決定。
逆向きの元町・中華街行きの電車に乗りました。

カメラの撮像素子(センサー)にブロワーをかけるため、「クリーニングモード」に設定しようとしたら、電池残量が
少ないために不可能とのこと、残量が40%を切るとダメなようです。
そんなにたくさん撮影するつもりもなかったので替えの電池もない。

しかし、このまま撮影するわけにもいかない。
いろいろ考えた結果、長時間露光をして、その間にレンズを外してブロワーを吹くことに。

これは名案!です。
これなら電池残量に関係なく、センサーを掃除できます。

そして、前代未聞? 2回目の氷川丸です。

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キャプテン・ハマーというのは、氷川丸生誕80周年のシンボルキャラクターです。
http://www.nyk.com/rekishi/info/20100113.htm

船内の順路をノンストップで通過してデッキへ。

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15:50頃撮影。
2時間前のような青空をバックにしたショットはもう無理でしたが、明暗の差が少なかったので、全体的に
ムラのない画像に仕上がりました。
幸い、ホコリの写り込みもありません。

ついでに、山下公園からも撮影。

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氷川丸から撮ったものよりも、遠近感がありますね。
今はこちらのほうがいいかなと思います。

まあ、こんなもんでしょう。
これだけ撮れれば、もう満足です。

横浜からは、16:29発の快特(605編成)で帰ります。
運転室の真後ろに、数人の生徒を連れた、部活の顧問の先生らしき人が1人。
でも、どうも心ここにあらずという感じ。

発車してしばらくすると、まず京浜東北線の北行きを追い越しました。
その後、今度は「よし!」という声が聞えたので、外を見てみたら、E259系成田エクスプレスが!

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ん?「よし!」ってなんだよ??
どうも、声の主は、この顧問の先生のようでした。

N'EXを捉えたわが快特は、みるみるうちに追い越して行きます。

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さすが京急の快特ですね。JRのスター列車を追い抜くとは!!

ちなみに、あわてて撮った2枚ですが、拡大してみると…

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車両番号がはっきりと写っているのでした。

こうしてまた、α900のおかげでお気に入りの画像が増えた1日でした。

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