マイクロエース 南海6100系(A-6361)・7100系(A-6375) 屋根・床下グレードアップ

マイクロエース 南海6100系(A-6361)・7100系(A-6375) レビュー
http://asuka2.at.webry.info/201001/article_12.html

本ブログ最速で、6か月で1700アクセスをいただきました。
ご覧いただき、どうもありがとうございます。

さて、上記記事で予告?したとおり、屋根上と床下のグレードアップを行いました。
とりあえず6100系から加工をはじめました。
まずは屋根上の「成果」をご覧ください。

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左が製品のまま、右がグレードアップしたものです。
せっかくなので、画像をクリックして大きなサイズでご覧ください。

実車の画像と比較すると・・・

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ものすごくリアルになりました!!

内容は、屋根のつや消し塗装、クーラー、ランボードの塗装および墨入れです。
屋根上配管は塗装の乗らない材質のため塗装せず、ヒューズ箱やアンテナなどは、車体から外すのが
大変そうだったので、屋根につけたままつや消しクリアを吹きました。

なお、製品の屋根は半光沢で、クーラーなどの屋根上部品はすべて未塗装のままです。

クーラーは1両あたり8個という数の多さ、考えただけで気が遠くなる数です。
ただ、サザンも近々発売になるし、やらなければ!!という思いが強くなってきました。

では、加工の詳細です。

まずは車体を分解します。
屋根のクーラーは、車体内側から爪楊枝で押し出してやると意外にあっさり外れます。
力を入れすぎても、車体より先に爪楊枝が折れるので、破損の心配はほとんどありません。

ランボードは軽く焼きつぶして車体に固定されていますが、裏から爪楊枝で押してやると、これも簡単に外れます。
ただ、部品が薄いので、折り曲げないように慎重に作業をしなければなりません。

続いて屋根のつや消しクリア塗装です。

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上から見るとなんてことないですが・・・

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車体に貼りつかないように工夫しています。
これは、マイクロエース製品で、ストライプのデカールがマスキングテープと一緒にはがれたという話をよく聞くので、
その対策でやっています。

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マスキングテープをこのように糊面同士をずらして貼り合わせたものを使います。
とにかくえらい勢いでマスキングテープがなくなります。
ほんとは、屋根まわりのやや濃いグレーからつや消しにしたかったのですが、そうすると、マスキングテープを
もろにストライプの真上に貼ることになるので、屋根中央の明るいグレーの部分のみつや消し塗装しました。

次はクーラーです。
はじめは、クーラーのプラ未塗装の安っぽい質感を改善するため、つや消しクリアを吹きました。
ところが、いくつか墨入れを行ってみたところ、つや消し塗装によって表面がざらざらになってしまったために、
墨入れの仕上げの拭き取りが非常に困難な作業となり、結局、1編成分48個すべてIPAでつや消しクリアを落とし、
再度塗装しました。

で、塗装するとなると、南海のクーラーのような、ほとんど白に近い色合いのグレーを探さなければ!!

鉄道カラーの灰色9号、これはかなり明るいグレーですが、それでも濃すぎてダメ。
一緒に買ってきた、ガンダムカラースプレーJG14 Gホワイト(2)
http://www.mr-hobby.com/itemlist/pg14.html
を今回初めて試してみたところ、冒頭画像のとおり、完璧と言えるほど見事に合いました。
これは他社のクーラーでも使える、かなり便利な色ですよ。

さあ、長く険しい墨入れ修行の始まりです。

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まずは、どのような仕上げとするか、試作してみます。
メッシュの表現がやや大きめなので、メッシュが見えるようにすると、どうも間抜けな感じになります。

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というわけで、まずは左側のようにメッシュ部分を塗りつぶし、右側のように、真ん中の縦棒だけをきちんと
浮き上がらせることにしました。

実車画像との比較でもおわかりいただけると思いますが、この縦棒の表現こそ、今回の墨入れの目玉です。
左側のように縦棒が見えない仕上げにすると、それだけでリアリティーがなくなってしまうのです。

墨入れで重要なのは、まず、できるだけムラがないように塗料を塗ることです。
しかし、それ以上に重要なのは、塗料をきれいにふき取ることです。
私の経験では、このいずれについても、水性塗料のほうがエナメル塗料よりも有利だと思います。

今回も、これまでと全く同じ手法で、塗料は水性ホビーカラーの「タイヤブラック」、拭き取りには、水または
ガラスクルーを液体状態にしたもの使います。

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最近、画像のような、拭き取りに便利なグッズが出ています。詳細は下記HPをご参照ください。
http://www.gaianotes.com/products/g-goods_g06.html

でも、画像をご覧になるとおわかりいただけると思いますが、世間水準では十分に小さいこの商品も、
私が相手にしているクーラーに対してはかなりデカく、細かい部分の加工にはまるで役に立たないのです。

というわけで・・・

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今回のような細かい作業のときはこれに限ります。
爪楊枝そのものではまだ大きいので、さらに先端を加工して細く薄くします。

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それでも、こうしてクーラーと比較すると、まだまだ大きいくらいなのです。
この爪楊枝の先端に水またはガラスクルーを浸して、真ん中の縦棒だけ塗料を落としていきます。
周りの塗料まで落としたときは、その部分は再度筆塗りしておきます。

半光沢の塗装なので、拭き取りはやや楽になりましたが、それでもなかなかきれいにふき取りができず、
1時間でクーラー1台の仕上げがやっと、という状況です。

実際に車体に取り付けてクーラーが並ぶと、あちこちの仕上げのばらつきが目立つので、車体に取り付けてから
さらに仕上げを行います。

というわけで、3時間で2台程度のピッチです。

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右半分がいちおう完成状態。
ここまで拡大すると塗りムラや仕上げのムラがよくわかりますが、肉眼で見ても気にならないレベルの場合には
そのままにしてあります。

さて、左半分は下の隅のほうにまだ塗料が残っています。
今回の加工の目的はあくまでも「墨入れ」であって「ウェザリング」ではありません。
新造直後または検査出場直後のピカピカのイメージを再現したいので、このように汚れていてはいけない!のです。

仕上げ作業、左半分の状態から右半分の状態へもっていくのが、ものすごく時間がかかります。
爪楊枝の先端を限界まで細く削り、隅に残った塗料を落としていきます。

加工が終了したのはまだ2両分16個!!
まだまだ先は長いです…。

続いて、床下機器の追加をしました。('10/08/11追加)

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乗務員室の下にステップと機器箱を追加しました。

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車端部に機器箱を追加しました。

バックの実車の写真は「サイドビュー南海」のものです。
この本は15年前の購入時で4900円という非常に高価なものですが、南海電車の資料としては破格の情報量を
もっており、おすすめです。

線路に載せるとこんな感じです。

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南海電車はオーバーハングが長いため、機器箱の追加は非常に効果的です。
さて、ここまでよく似たパーツをどこで見つけてきたか、ですが・・・

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今回使ったのは、この画像の左下の2つです。
小さいほうを乗務員室下、大きいほうを中間寄り床下に使いました。
名鉄パノラマスーパー用のパーツ!です。

まずは、「サイドビュー南海」の実車写真を見て、機器箱の特徴や大きさのイメージを記憶します。

次に、グリーンマックス・ザ・ストアーPartsProShop秋葉原店
http://www.gm-store.co.jp/Shops/store_akiba.shtml
に出向き、店内の棚に吊るしてある床下機器パーツを一つ一つすべてチェックして、使えるものがないか調べます。

その地道な作業の結果、ここまでそっくりな大きさの機器箱を発見しました。
これだけ似ていれば、文句はありません。
製品の床下機器よりも実車に忠実と言ってもいいくらいです。

ステップは、銀河モデルN-029GY 乗務員ステップ旧型気動車用(灰)を使いました。
http://www.gingamodel.net/N-029GY.jpg

これも、商品名に惑わされることなく、「サイドビュー南海」の写真のイメージにいちばん近いものを選びました。
いずれのパーツも、再度!「サイドビュー南海」を確認しながら取り付け位置を決めていきます。

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おおよその位置が決まったら、TNカプラーとの干渉部分をカットして、塗装します。
なお、床下の塗装には、Mr.カラースプレーSJ01呉海軍工廠標準色を使いました。
http://www.mr-hobby.com/itemlist/pg12.html

この色は、同じくクレオスのMr.カラースプレーJ13ニュートラルグレーとほぼ同じ濃さですが、J13はやや青っぽく、
台車の成形色と違和感がありまくりで、SJ01のほうがより実車に近い印象です。

なお、貫通幌もすべてこのスプレーで塗装しました。
この製品の幌パーツは、きちんと塗料が食いつく材質です。

では、取り付け状況を裏側から。

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乗務員室下の機器箱。

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中間寄り床下の機器箱。
なお、TNカプラーは先頭部のみ手元にあった0332、中間は0375です。

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ステップはTNカプラーに貼りつけ、「サイドビュー南海」を参考に高さを調整しました。

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あちこちマメに手を入れてやるだけで、リアルさが格段にアップします。

床下機器の追加は比較的簡単な作業ながら効果十分で、しかも製品には一切手を加えないので、
楽な気持ちで取り組むことができます。

ただし、屋根上の加工については原状復帰が不可能で、しかも部品の取り外しや取り付けがあります。
マイクロエース製品は修理がきかない製品が多く、一度加工してしまうと二度と元に戻せない場合が多いので、
このような加工は、工作に慣れておられる方、あるいは失敗を恐れない方にしかおすすめできません。

それでは最後に、Nゲージ版「サイドビュー南海」をどうぞ。

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拡大表示すると、肉眼ではとても気付かない塗りムラがあちこちにありますねorz。
先頭車の連結面側の機器箱が傾いているのは、TNカプラー自体が車体に対して傾いてついているためです。
床に固定してしまうとあまりにも自由度がなくなるので、そのままにしてあります。

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