GREEN MAX 南海10000系「サザン」現行塗装(№4140) グレードアップ その2

久々の更新、今回は斬新なグレードアップのご紹介です。
KATOのスナップオン台車を、グリーンマックスのサザンに取り付けてみました!

早いもので、前回記事からもう5年以上がたってしまいました。
http://asuka2.at.webry.info/201108/article_6.html

グリーンマックス(以下GM)のサザン、新塗装についてはストライプの色合いがこれ以上望みえないほど
素晴らしいものの、残念ながら、やはり台車の流用については大きな不満が残っていました。
「東武ミンデン」はGM台車の中ではいちばん近い形状ではありますが、残念ながら印象は全く異なります。

これさえ改善できればと、さまざまな製品を探す中で、TOMIXの名鉄8800系パノラマDXの台車を発見。
実際に動力台車を買ってきましたが、色が全く異なる上に、ボルスタアンカの向きが点対称。

結局この案はボツになりました。

時は流れて・・・

2014年にKATOから発売された営団6000系、この台車がまた、サザンの台車にそっくりではありませんか!
これは驚きでした。
この台車が使えたらどんなにカッコよくなるだろう・・・。

製造時期が全く違う車両なのに、と思われる方もいらっしゃると思いますが、
営団6000系のM台車FS-378、これはサザンの併結相手7100系のM台車FS-376と形番も設計時期も近いのです。
サザンの台車もまた7100系の台車とよく似ており、結果的にサザンと営団6000系の台車が似ている、
ということになったのです。

これだけ似ていれば流用してもいい。いや、ぜひ使いたい。
ただ、独特のスナップオン方式の取り付けのため、床板そのものを移植しないといけない。
これは作業がかなり大変です。

せっかく素晴らしい台車が入手できるようになったというのに、またまたしばらく放置。

そして、また時は流れて・・・

2016年についに発売となったGMの新型動力ユニットと新床板、
まさか新床板の台車取り付け方式がKATOのスナップオン方式とほとんど同じになるとは!!

これはつまり、GM製品にKATO台車を取り付けることができるかも!ということです。
ついに時は来た!
そして、やってみました!!

それでは、GMのサザンにKATOのFS-378台車を装着した「スーパー仕様サザン」の雄姿をご覧ください。

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KATO台車を取り付けるにあたり、GMストアーで販売されている新床板のばら売りを買ってきました。
ライトスイッチなしが500円、スイッチ付きが500円ちょっとだったと思います。
オリジナル塗装のサザンに取り付ける前提のため、座席パーツはえんじ色のものを併せて購入しました。

いずれも左が東武ミンデン、右がKATOのFS-378です。
こうして比較すると、やはり台車を交換すると劇的に印象が変わります。
こんなにカッコよくなるとは!!
KATO台車の立体感、素晴らしいですね。

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次は連結面側の比較です。左がKATOのFS-378、右が東武ミンデンです。

東武ミンデンは成形そのものはそれなりにシャープですが、似てない。
なにより、両抱き式ブレーキ台車のあのごっつい感じがない。
KATO台車へ交換して、ほとんど唯一の不満が見事に解消したばかりでなく、
マイクロエース製品にも負けないクオリティへとグレードアップできたのではないかと思っています。

それでは、加工の詳細です。

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両社の台車取り付け部、左がKATO、右がGMです。そっくりというより、ほとんど同じですね。
では台車はどうでしょうか。

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中心ピン周りの形状はほとんど同じです。
ちなみに、どちらがGM台車に見えますか?

なんと、小さく見えるはずのGM台車が右側です。
KATO台車は車輪が薄いため、台車枠の幅寸法が小さいのです。
そのため、台車枠外側の各部品の凹凸、奥行きが豊かに再現されるとともに、外側のブレーキシューの
位置が車輪の踏面に合わせてあるため、特に斜め前から見たときには他社製品とは比較にならないほど
立体的に見えるのです。

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さて、両社の台車の取り付け方法は同じですが、そのままではうまくいきません。
ご覧のように集電板の高さが全く異なるため、GM製品にKATO台車をそのまま取り付けると・・・、

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シャコタンのみっともない仕様になります。

GM台車とKATO台車では軸距が異なり、集電板だけを交換することはできません。
そこで、逆転の発想で、床板の集電板を台車側に折り曲げてみました。

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目安としては、集電板の先端が床板下面とほぼ同じくらいになるように折り曲げます。
新床板は床上と床下の2枚構造なので、間に爪を挟んだりしてはずします。
集電板は左右で形状が違うので、折り曲げるときは注意が必要です。

なお、この仕様での走行性能の確認のため、わざと脱線させた状態でリレーラー線路上を走行させて
みましたが、復帰はGM台車と同様にスムーズで、台車の動きに問題はなさそうです。

ちなみに、営団6000系とは前後逆向きに取り付けます。

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これでボルスタアンカの向きも実車通りになります。
この折り曲げ加工の後で台車を取り付けると、下の画像のように、GM旧床板とほぼ同じ車高になります。

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では、車端の機器箱と汚物処理装置についてご説明します。
まずは実車海側の機器箱について。
南海電車はオーバーハングが長いため、車端の床下機器の再現はきわめて重要なポイントになります。

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車端部床下の機器箱についてはGMの分売パーツ、4045-Cの一部を切り出して使っています。
調べてみたところ、名鉄パノラマスーパー用のパーツです。
いろいろと探してみましたが、大きさはこれがいちばん近いようです。

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カプラーと干渉しないようあちこち削っています。
車端寄りはちょうど漢字の「了」の字のような形に切り取っています。

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台車寄りは、台車との干渉部分を切り取ります。
次は、今回のグレードアップのもう一つの売り、汚物処理装置です。

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トイレがついている車両にタンクがない、というのは個人的にどうしても許せない(笑)のです。
TOMIXの車両はせっかくTNカプラーに換装できるのに、トイレの下はスカスカ、
なんのためのTNカプラーなんだろうと思わずにはいられません。

サザンの中間車の汚物処理装置については、どのように再現しようかとずいぶん考えていました。
全く同じものはなく、自作するにしても手間がかかる。
何か類似の形状の部品はないものか・・・。

何気なく見てた他社製品、あ、これはイメージが近いな!と思ったのが、KATOの683系。
これなら、大きさのイメージは悪くない。少なくとも東武ミンデンの流用よりは許せる(笑)。

683系の床下パーツを買ってきて、先端部分だけ切り出してはめ込みました。
実車画像と並べると、形状はあちこち違うものの、雰囲気は十分に再現できていると思います。

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幅はぴったりそのまま。
長さ方向は適当なところで床板からカットして、GM新床板の黒い車端パーツにそのまま貼り付けます。

さて、この床下パーツ、うちで基本仕様としているボディマウントのKATOカプラー2個もついて450円。
さらには、シートピッチ970mmの座席パーツもおまけでついてくる!

サザンの初期車はシートピッチ980mmで、この座席パーツをそのまま使っても
ほぼ問題ないことが確認できています。
というわけで、せっかく買ってきたASSYパーツの有効活用を画策しています。

では、もう少しご覧ください。
FS-378を履いたモハ10001形、サハ10801形(新造車)の形式写真です。

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大窓の新造車は特に、台車交換によって見た目のバランスがよくなりました。

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FS-378を履いた車両のアップです。
車体の造形や塗装は文句なしのGMサザン、台車交換でほぼ完璧な模型になりました。
中間連結面のリアルさは、営団6000系の台車、683系の汚物処理装置、名鉄パノラマスーパーの床下機器、
そしてE259系の車端間ダンパという、ほとんどだれも想像しえないであろう奇跡のコラボで実現しました。

なお、本記事を参考にされる際は、自己責任にてお願いします。

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