横浜ベイブリッジスカイウォーク最終日前日撮影ツアー('10/09/25)

9月26日をもって営業終了となる、横浜ベイブリッジスカイウォーク。
9月25日11:00入港予定だった飛鳥Ⅱは、スカイウォークからの俯瞰撮影の最後を飾るにふさわしい存在です。
天気はまったく期待できませんでしたが、数ヶ月前から狙っていたこともあり、やはり出撃するしかないと思い、
出かけることにしました。

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13:05撮影、今日の第2位画像です。
なかなか現れない頂上の出現を3時間も!待ち続け、やっとモノにした1枚です。

帰宅後パソコンでニュースを見ていたら、富士山初冠雪とか。
この画像の撮影時、富士山が「のっぺらぼう」じゃないなとちょっと疑問に思ったのですが、この色の濃淡は、
雪化粧した姿を鮮明に捉えていた!!のです。
α900と80~200mmF2.8Gの組み合わせはほとんど無敵です。

さて、それではツアー記です。
今日は光と雲と戯れた1日となりました。

鶴見駅前9時発のバスならば、遠回りのルートにそのまま乗ってもスカイウォーク前には9:42に着く。
というわけで、前日のうちにこのバスに乗ることに決めて、8:00に自宅を出発。

京浜東北線に揺られて鶴見へ、バス停に8:50に着くと既に30人ほどの行列が。

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前回もそうだったのですが、バスの座席がちょうど全部埋まったタイミングで乗車するのが大嫌いなんですね。
絶対座れないとわかって乗るならいいのだけど、変な期待を持って乗ると席が空いてない・・・これがいや。
そもそも、こんなに多くの人が待つバスっていったい何?

バス停で並んでいると、おいしそうな、いいにおいが。
ふと横の店を見ると・・・

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なんで「ういーん」?
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1402/A140210/14005230/
「レビュー」がほとんど雑談になっているのが笑えます。

結局、立ち席第2号くらいの感じで座れなかったので、往路でスカイウォーク最寄りの大黒ふ頭で下車。
時間は9:20くらいで、天気も良くないし、スカイウォークが営業を始めるまでまだ40分もあります。
案の定、無事座れた「同業者」諸氏はほとんどがそのまま乗車。
なんでわざわざ降りるのか、何も知らない素人かと思われたでしょう。

スカイウォークまでは高速の高架下を歩くこと数分。
できれば傘がほしいと感じる瞬間もありましたが、強い風で壊れそうだったため我慢。

足元の公園には雨や風をしのぐための施設がなく(唯一の便所まで閉鎖されている始末!)、仕方なく2階の
入口前の屋根のある場所で待っていたら、まだ9時半というのに、なにかそわそわしている人たちがいる。

おかしいなと思って様子をうかがっていたら、なんと、飛鳥Ⅱが横浜港の入り口まで来ているではありませんか!!

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(9:29、SS爺氏に報告するため携帯であわてて撮影)

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
予定入港時刻は11:00、まだ9時半だぜ、そりゃないよ!!

しかも、すでにタグボートにけん引されています。
入港する気満々ですよこれ。

飛鳥Ⅱはどんどん近づいてきます。
あわてて公園におりて迎撃。

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あれよあれよという間に、ベイブリッジに接近。

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橋脚の付け根にある円形の施設が、スカイラウンジ(展望台)です。
むこう側にも同じように展望台があります。
ほんとなら、ここからこのシーンを拝めたはずなのに…。

結局、ベイブリッジをくぐったのは、本来の予定時刻より1時間近くも早い9:36でした。
これでは、そのままバスに乗っていたらマニアわなかった。
座れなくてむかついて降りたのがよかった。

仙台からの帰路ですから、太平洋を北上する台風12号が近づく前に早めに東京湾に入っていたのでしょう。
でも、最後のチャンスだったのに!!残念!!

というわけで、スカイウォークから撮れるはずの最後の飛鳥Ⅱ入港風景は幻に終わりました。

超弱い霧吹きのような雨が横なぐりで降っています。
傘はなくても何とかなりますが、撮影のたびにレンズを拭かないとダメ。

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デッキに誰も出ていないことが、天気の悪さを物語っています。
左は1時間前に入港した、にっぽん丸です。
全然眼中になかった・・・。

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みなとみらいとの組合せで。

9:50頃には窓口が開き、私も入りました。
入場券には日付が入らないので価値なし。

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9:57撮影。そのまま接岸すると思いきや、沖で少々ひまつぶしの様子。

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10:16撮影。少しずつ空が明るくなっている手ごたえはありましたが、時折横なぐりの霧雨が。
よく言えばあじさいの季節のような幻想的な、悪く言えば単にキレの悪い鈍いだけの画像に仕上がりました。

飛鳥Ⅱはその後、10:25頃から動き出し、

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約10分で大さん橋新港側に接岸しました。

橋の上は風も強く少々寒いので、スカイラウンジに一時避難(というか休憩)。
しばらくは富士山のほうを眺めて、かばんの中のパンやおにぎりを食べながらのんびり天候の回復を待ちます。

11:00を過ぎた頃には晴れ間ものぞくようになり、午後から晴れるという予報通りの展開が予想されました。

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11:24撮影。

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11:27撮影。

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11:45撮影。ここまでくると、さっきまでの天気がウソのようです。
太陽の位置が絶妙で、PLフィルターがとてつもないほどの効果を発揮しました。

横浜は素晴らしい空になりましたが、西の雲はなかなか切れず、富士山はいつまでたっても見えぬまま。
富士山とみなとみらいの組み合わせを、最後になんとか実現してほしいと思いながらしぶとく待機。
ヒマつぶしにいろいろ撮影。

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キラキラ感を出すため、PLフィルターを外して撮影。

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スカイラウンジから、みなとみらい・大さん橋方面の眺め。

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12:00に大さん橋を出港してランチクルーズに向かうロイヤルウィング。
http://www.royalwing.co.jp/cruise/index.shtml

昼前頃から、富士山の稜線が雲の間から少しのぞくようになってきていました。
富士山を覆う雲は、向かって右から左(北から南?)に流れています。
右の雲が少しずつ薄くなってきて、いよいよ頂上の出現を確信、再びスカイプロムナードに出て、決定的瞬間を
じっと待ちます。

そして、ついに、ついに、頂上が現れました!!
朝の、あの荒れた天気からは想像もできない展開です!!

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最初に頂上が確認できたのは12:31で、その後1時間ほどの間に数回出現しました。
ただ、まだまだ雲が多く、いずれも、頂上が見えるのはほんの一瞬という感じでした。

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さらに粘ること30分、これがスカイウォークからのベストショットです。
さきほどのコマよりも、富士山が鮮明に見えています。
朝から3時間粘った末にモノにした執念の1コマです。

わずか数分しか見えなかったにもかかわらず、初冠雪直後の富士山を撮影できたのは非常にラッキーだったと
言えるでしょう。

天候の回復とともに横浜からの視界は良くなりましたが、いつものパターンで、富士山の周りにやっかいな雲が
次々に現れてしまい、この後はまたまた厚い雲のむこうに隠れてしまいました。

14:00頃からはスカイウォークからの撮影はやや逆光となってきました。
日の当たり具合や空の感じから、大さん橋新港側からの撮影は見事な順光が期待できます。
それに、スカイウォークからはもう富士山が見える気配もなくなってきたので、14:32発のバスで鶴見まで、その後、
大さん橋に向かいます。

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おりてきたら、この行列。

横浜で乗り換え、15:40頃、日本大通り駅着。
予想通りの雰囲気です。

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15:49撮影。
嵐でお掃除されたのか、大さん橋で見た飛鳥Ⅱの船体は、純白と呼ぶにふさわしい美しさを放っていました。
でもまあ、これは、天気などの条件が良ければ普通に撮れる感じです。

この後、わずか数分で空や海の色が変わっていきました。
この日の天気はホントにめまぐるしく変わりました。

これほど、光や雲の表情を取り入れて写真を撮りまくったのは初めてかもしれません。
というよりも、撮影した画像を液晶で確認するたび、これまで撮ったことがないような画像が次々現れて、
自分でも驚きと感激のなかで撮影を続けた、というのが実際のところです。

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16:01~16:02撮影。
空や海の色あい、遠近感を生み出す雲、ほぼ真横から照らすまぶしい日の光によってさらに鮮やかに輝く純白の
船体、空に浮き上がるファンネルの赤い「二引の旗章」。
これらすべてが、PLフィルターの力を借りて、凄まじいまでのコントラストを描き出しています。
横浜港で撮ったとはとても思えない、まるで太平洋のど真ん中で撮影したかのような?鮮やかさです。

日本郵船のシンボル「二引の旗章」の由来はこちらをご覧ください。
http://www.nyk.com/ir/investors/history/

この直後、太陽は厚い雲に隠れてしまい、30分近く粘ったものの、飛鳥Ⅱのまぶしい姿は拝めなくなりました。

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16:11撮影。日が陰ってしまうだけで、こんなにも雰囲気が変わります。
状況が変わらないうちに、出港の17:00にマニアうように大さん橋の先端まで移動します。

大さん橋は、好天に恵まれた土曜日ということもあってか、結構な人出。

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出港9分前、先ほどと同じく、まだ曇っています。

さて、もうすぐ出港です。
曇り空の中での出港となるのでしょうか?

そのときです、ほとんど雲に隠れていた太陽が、まるで出港に合わせるかのように再び姿を現しました。

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16:59撮影。出港の1分前です!
なんというタイミングでしょう!!
そのタイミングの絶妙さは、ほとんど神懸かり的でした。

大さん橋は夕陽に明るく照らされて、先ほどとはうって変わって素晴らしい雰囲気に!!

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17:06~17:11撮影。
まぶしい夕陽が、出港風景を感動的なまでに見事に演出してくれました。
こんな風景、そうそう拝めるものではないでしょう。

1枚目が今回のベストです。
影のもつ世界の広さに自分でびっくりしました。

カメラマン諸氏は、飛鳥Ⅱをメインに撮るため、デッキのいちばん船寄りの位置に陣取っていました。
一方で、飛鳥Ⅱとベイブリッジとの組み合わせを撮影したかった私は、早々にデッキ先端に陣取り、出港直後の
船に対しては、いちばんうしろにあたる位置から撮影することになったのです。

しかし、これが当たりました。
この3枚は、本来のお目当てがどうでもよくなるほど自分にとって新鮮なものでした。
夕陽がこれほどドラマになるとは!!

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17:20撮影。これが本来のお目当て。もはやどうでもいい感じ(笑)。

さて、山下公園側のにっぽん丸は18:00の出港。
三脚を持ってきてないので撮影は無理っぽかったのですが、せっかくなので待つことに。

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17:25撮影。ヒマつぶしに光で遊びます。

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1枚目は17:56、2枚目は18:09、がんばって手持ちで撮影。
電球色の照明が温かな雰囲気を演出してくれます。

さて、にっぽん丸も出港し、そろそろ引き揚げようかと思ったら、今度はベイブリッジの上に見事な月が!!

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18:31、マニュアル露出で、露出を最大まで暗くして撮影。
SS:1/125、f4.5、ISO200。
オートではもっと明るく写るので、単なる光の円にしか写りません。

目の前の絶景、これを撮らずしてなんとする!
そこでひらめいたのがこれ。
http://towaopti.com/jisseki_kanko2.cgi?14=2
私が使ったのは、まさにこのHPに写っているもの。

これの上にカメラを置いて撮影すれば、うまくいくかも?
双眼鏡が首を振らないような位置にカメラを載せ、タイマー撮影。

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たった1枚だけ、三脚使用に匹敵するレベルで撮れました。
18:33撮影、SS1.6秒。

さあ、今度こそ引き揚げようかと思ったら、今度は何やら放送が聴こえてくるではありませんか。
船内放送です。でも見えてきた船の船内には人がいない。

何かと思ったら、貸切クルーザーでの船上披露宴だったのです。
よーく見てみたら、みなさん甲板に出てました。
http://www.c-cruise.jp/

これまた巧みな演出で、大さん橋のすぐ近く、我々の目の前に来たところでウェディングケーキ入刀という、
ありえないほどのタイミングのよさ。

で、その瞬間をがんばって手持ちで撮影してみました。

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18:46撮影、SS1/2秒。末永くお幸せに。

今日のキーワードは、「光」と「雲」。
順光を生かし、逆光を逆手に取り、やっかいな雲を味方につける。
発見と驚きに満ちた1日でした。

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